1996-04-10 第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第5号
○阿部幸代君 私は、九四年の原子力委員会の報告書、高速増殖炉開発計画専門部会報告書ですが、これと今回の中間報告を読み比べて、科技庁の基本姿勢に非常に大きな疑問を持ちました。率直に言って何て無責任だろうということなんですが、この部分です。 九四年の報告書ではこう言っているんです。この年は、「もんじゅ」が初めて臨界を達成したという年でバラ色です、この報告書は。
○阿部幸代君 私は、九四年の原子力委員会の報告書、高速増殖炉開発計画専門部会報告書ですが、これと今回の中間報告を読み比べて、科技庁の基本姿勢に非常に大きな疑問を持ちました。率直に言って何て無責任だろうということなんですが、この部分です。 九四年の報告書ではこう言っているんです。この年は、「もんじゅ」が初めて臨界を達成したという年でバラ色です、この報告書は。
総理、高速増殖炉開発計画の中止を決断するべきではありませんか。 第五。世界の高速増殖炉開発中止とプルトニウム不保持の政策に逆行して、日本だけが核兵器材料であるプルトニウムのリサイクル路線を進め、高速増殖炉の見込みが立たないのにプルトニウムを蓄積することは、世界の不信を招き、国際的孤立化への道です。総理、プルトニウムリサイクル路線の中止も決断するべきであります。
このような観点から、今後のプルトニウム利用計画及び高速増殖炉開発計画を含む原子力政策につきましては、リサイクルの重要性を踏まえつつも、「もんじゅ」の事故の経験を十分に生かしながら、幅広く御意見を伺い、これらを政策に的確に反映させ、広く国内外の理解を得ていくよう努力をしてまいります。
次に、資源エネルギー庁に来ていただいておりますが、科学技術庁の方が中心になって、一九八七年の原子力開発利用長期計画、この中でFBR原型炉「もんじゅ」の次に来る実証炉について、これは日本原子力発電株式会社、これを中心にして、電力九社がここを中心にしてやっていくんだというふうに既に示しておられますし、また、そのことは実際、原子力委員会、原子力委員会は大臣が一番の責任者ですが、そこの高速増殖炉開発計画専門部会八八年八月
今先生お話しになりました複数基の話が新聞紙上等に出ておったではないか、そういうことでございますが、これにつきましては、現在、原子力委員会の高速増殖炉開発計画専門部会のもとに分科会を置きまして、いろいろな検討をしておるわけでございます。
我が国の高速増殖炉開発計画も、当初のスケジュールからいいましておくれを見せておるわけでございます。 この実用化時期については、いろいろな考え方がございまして、原子力委員会の現行の長期計画では二〇一〇年ごろから本格的に実用化されるだろうということでございますが、現在の情勢からいうと、これが若干さらに先におくれるのじゃないかという見解があるということは事実でございます。
事業団ができます際に、原研と事業団と両方で同じような原子炉の研究を並行して重複して行なわれるようになるじゃないかという御質問の趣旨かと思いますが、もちろん事業団が行ないます特定の動力炉開発計画、すなわち重水域速沸騰軽水冷却型といわれます新型転換炉開発計画と高速増殖炉開発計画というものを進めていくにあたって、原子力研究所は原子力研究所の持っております基礎的応用的一般原子力研究についての面でこれをサポート